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Channel: 世界の真実をネット(転載自由)で広げよう。(国民は情報不足です)
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前ブログの続きです

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前ブログの続きです
 
平和主義者で常に話し合いで解決しようとしているオバマなら二国間協議
に乗ってくると、北が生きて行くためには米国に擦り寄る以外道はないと
金正恩は思っているはずです。

ところが習近平は「親米」を標榜していますし、ケリー長官は「米国は中国
を敵視せず、協力相手とみなすべきだ」と親中姿勢を鮮明にしています。
中国の二枚舌の危険性を常に察知していたクリントン前長官なら北朝鮮の言
い分を理解したかも知れないが正反対のケリー長官では北に希望はない。

北朝鮮の核を一番恐れていたのは習政権ですが、習近平は北を徐々に絞め上
げて追い詰めています。中国はこの2月に北に対して突然原油輸出を止めて
しまった。中国共産党機関誌である「環境時報」も社説で北朝鮮に対して
断絶,断交という言葉を何回も使っています。

習近平は北に核で脅かされる前に先に北を崩壊さす戦略を取り始めました。
つまり北はミサイルの尖端に核を搭載する技術がまだ確立されていないと
いう情報を手懐けていた北の軍部から入手したと思われます。察知した
金正恩は数名の中国よりの軍幹部を粛清しています。

今度は日本側から分析してみます。まず北朝鮮のミサイルが日本本土に
飛んでくることはまず考えられない。それより恐ろしいのはオバマ・ケリー
の親中派が北朝鮮の「脅しショウ」をきっかけに米中の協力関係を強化する
方向に舵をきった事です。

中国の海洋覇権拡大に厳しく臨んだクリントン前長官とは正反対のケリー
長官は米議会上院公聴会で「アジア太平洋地域での軍事力増強は中国包囲網
との印象をあたえる」と親中姿勢をはっきりさせました。

そして13、14両日のケリーの訪中では「双方の核心的利益を尊重しあう」
という条件にケリーは合意しました。これがどのような恐ろしい合意なの
か愚かなケリー国務長官は分かっていない。

中国の野望である、東シナ海、南シナ海、台湾、チベット、ウイグル、など
の領土・領海について口出しできないということなのです。つまりアメリカ
の将来を左右する「アジア太平洋回帰」という戦略を放棄することになり
ます.

オバマ・ケリーのお馬鹿コンビは今後中国をアジアの覇権国として認め
台湾や韓国に対する中国の外交姿勢をも黙認するつもりです。

平和主義者のケリー長官は以前から「中国は一つ」との政策を堅持し、台湾
を中国に委ねるつもりです。米軍がアジアから撤退すれば台湾は中国の手に
落ち、シーレーンは中国によって遮断され、日本は否応なくその勢力下に置
かれることになります。

オバマ・ケリーのお馬鹿コンビは中国・米国の協力関係を長期的な視点から
積極的に強化し、大国同志関係を模索することで合意しました。アメリカは
中国の巧妙な外交術にハメられてしまったことに気がついていない。
習近平の高笑いが聞こえてきます。

クリントン長官からケリー長官に代わったということは、日米軍事同盟より
米中経済同盟に変わったということです。すなわち米国の核の傘はすでにし
て今はもうないに等しいのです。

北朝鮮にあるソンボン、ロジンという日本海に中国軍港ができつつあります
国際情勢はつねに変化しており、日本とアメリカの関係も刻々と急激なピッ
チで変化し続けています。

自国の利益と生存は自分の手で保証していく、誰もかわりにやってくれない。
この当たり前なことが日本人にどれだけ理解されているだろうか。日本国が
大きな危機に直面しているにもかかわらず、それに気づいてもいない。

幸いにも第二次安倍内閣が発足し憲法改正のための最大のチャンスが訪れよ
うとしています。我が国は制定以来67年間、愚かな左翼の主張に洗脳されて
一度も憲法を改正することが出来なかった。

中国の仕掛けた罠がゆっくりと、しかし、確実に日本を締付け始めています。

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