最近のサーチナは支那と日本の架橋を目指しているような記事多い。
中国人は日本人が嫌いなのに、なぜ日本に旅行にくるの?
2015-05-02 11:32
最近中国人旅行者の増加が話題になっています。中には「あれほど反日を叫び、日本人は嫌いなはずなのに、どうして日本に来るのだろう?」と思う方もいるかもしれません。今日はそんな彼らの心理を少し紹介したいと思います。ただ、あくまでも「福建省福州付近では」という前提ですのでご了承下さい。 ■そもそも本当に日本嫌い? 何事もそうですが、まずは原点に立ち返ってみるべきでしょう。中国人は本当に日本人嫌いなのでしょうか? 私が中国に住んで丸3年、個人の経験から言うと全くそんなことはありません。むしろ日本に対する尊敬や憧れの気持ちが強いように感じます。 特にここ福建は昔から出稼ぎで日本に行く人などで接点が多かったこともあり、皆日本に対して好意的です。私が日本人だとわかると「日本は環境が綺麗なんでしょう?」とか「日本人はこんなにゴミをポイポイ捨てないんだよね」とか言ってくれます。少なくとも私のいる場所では「日本嫌い」という雰囲気は全くありません。 ■日本に対する印象は? そのようなわけで、彼らは日本に対して「マナーがある」、「親切で優しい」、「文化的な国」などなどとてもよいイメージを持っています。機会があれば(むしろ機会を作って)是非行きたい、と思っています。そんな彼らが観光で、買い物で、出稼ぎで、日本にやって来るのは自然な流れなのです。 ■なぜ「中国人は日本嫌い」のイメージが? これは私見ですが、メディアによる影響が大きいのではないかと思います。 何か問題が起こるとそれが大きく取り上げられ、やがて実は一部にしか過ぎないその問題が、あたかもそれが全てであるかのように一人歩きを始めます。 両国間に問題が山積しているのは事実ですし、色々言う人たちがいるのも事実です。でも実際知り合ってみるとどの人も本当にいい人たちで、知り合うほどに好きになります。 巷に氾濫する情報に惑わされず、まずは自分の目で見て、触れてみて下さい。大半の中国の人は、きちんと物を見、人の良いところをきちんと見分けることのできる人たちです。だからこそ彼らは一番身近な隣国・日本へやってくるのです。(執筆者:高山 翔 提供:中国ビジネスヘッドライン)