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「流出ずっと続いていた」福島原発汚染水漏れの実態 「手の打ちようもないひどい事態」小出裕章助教 

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効果の上がらない除染に何兆もかけて必要とする
真の対策はなーんもしない。
ほんと、けったいな国やね。
>福島の現状を見て改めて東電も政府も原発を管理する能力は全くないと言って良い。
政府は気象庁に圧力をかけ原発が爆発後風向きで汚染物質の流れる方向に住民が避難しているのにそれが危険だと一切警告をしなかった事を見ても国民の命のことなど全く眼中になかったことがはっきりしている。
細野豪志の言い訳は住民に無用の不安を与えたくなかったのでその情報を隠したと後で述べている。ふざけるなといいたい。
これは民主党だけでなく官僚の体質だ。
 この問題に関しては左翼とかは関係ない。国民の生命=根源に関わる問題だ。国を守るためには多くの国民の命が犠牲になっても良いと言うのは軍国主義の詭弁と同じだ。弱い国民が犠牲となり指導者層は生き残り裕福な暮らしを続ける。こんなことは許されない。
 
 
「流出ずっと続いていた」福島原発汚染水漏れの実態 「手の打ちようもないひどい事態」小出裕章助教 
http://www.asyura2.com/13/genpatu32/msg/725.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 8 月 01 日 14:53:00: igsppGRN/E9PQ

「流出ずっと続いていた」福島原発汚染水漏れの実態
http://takumiuna.makusta.jp/e225837.html
2013年07月31日 子ども達を放射能から守るネットワーク@ちば


京都大原子炉実験所の小出裕章助教
「原子炉建屋などコンクリート製の施説は必ず割れているし、漏れている。今生じた問題ではない。実際には2年半前からずっと目の前にあった。何一つ解決していないだけだ。手の打ちようもないひどい事態」


本日付けの東京新聞特報部に福島原発汚染水漏れの実態についての記事が展開されてました。
選挙後にいきなり東電が汚染水問題に関して漏れてることを認め、対策も打つ手無しという状況が明るみになってきました。
再稼働なんて論外な状況です。ストロンチウムを含んだ魚が泳いでる太平洋。
しかもセシウムしか計測してなく、ほんの一部のサンプルのみ。
日本人は311以後も変わらず、魚介類を食べ続けてます。
止まらない海洋汚染。それはやはり人間に健康被害という形で跳ね返ってくるのではないでしょうか。

http://img01.makusta.jp/usr/t/a/k/takumiuna/560001_497386113669019_639978713_n.jpg

福島原発 汚染水漏れの実態 ストロンチウムの脅威 深刻

福島原発事故の汚染水が海に漏れている。しかし、どこから、どれだけ漏れて、どう止めていいのかは分からない。海に汚染が広がっていることだけは間違いない。東京電力は参院選前にこの漏出の事実をつかんでいたが、発表したのは選挙後だった。その理由もはっきりしない。つまり、東電には何も頼れない。何が起きているのか。汚染の実態を推測すべく、専門家たちに聞いた。(上田千秋、中山洋子)


「また裏切られた」 「前から知っていただろ」 「信用できない」 会場に怒号が飛び交った。東電は23日、汚染水漏出について福島県いわき市内で漁業者たちに説明会を開いた。 いわき市漁協では、9月からの試験操業を準備中だった。同漁協の新妻隆販売課長は「すべて後出し。東電は加害企業の自覚があるのか。苦しくても一歩ずつ前に進んできたのに、また足を引っ張られた」と話した。

相馬双葉漁協(同県相馬市)の阿部庄一指導部長も怒りを隠せない。それでも「汚染水を原発港内から出さないという東電の言葉を信じるしかない。どんなに信用できなくても」と嘆いた。


◆ストロンチウムの脅威 深刻

「原子炉建屋などコンクリート製の施説は必ず割れているし、漏れている」。事故当初から、そう指摘してきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教は「今生じた問題ではない。実際には2年半前からずっと目の前にあった。何一つ解決していないだけだ」と語る。

小出助教はとりわけ、汚染水に放射性ストロンチウム90が多く含まれることを懸念する。 ストロンチウムは、骨に取り込まれて体内に残る。内部被ばくが長く続くことから白血病などを引き起こすとされる。半減期は29年だ。 測定しにくく、検査用の試料を作るだけで一週間はかかるという。「扱いが難しく、知識がある熟練の技術者が必要になる」(小出助教)

東電は「海への拡散は限定的」とし、水産庁も「高濃度のセシウムが検出されたサンプルからしか、ストロンチウムは出ていない」とする。
しかし、福島第一の専用港内では、場所によってはストロンチウムによる汚染が法廷濃度の10倍以上になっている。
今回、海へ漏出した汚染水と一致するかは不明だが、これまでは壊れた原子炉の冷却用に使われている水からストロンチウムは除去されてこなかった。除去できるとされる浄化装置「アルプス」の本格運転はこれからだ。ただ、その装置も別の放射性物質であるトリチウムは取り除けない。

水と混ざりやすいトリチウムとは違い、ストロンチウムは重く海底にたまりやすい。東電は港内から外へ汚染が拡散しないように対策が施されているというが、湾内へ汚染が拡大していないか、懸念が深まっている。 東電がこれまでに公表したデータでは原発事故以降、海への直接流入量は半減期が2年のセシウム134は3500テラベクレル(1テラは1兆)、半減期が30年のセシウム137は3600テラベクレル。ストロンチウム90は140テラベクレルとされる。

http://img01.makusta.jp/usr/t/a/k/takumiuna/25tsj.jpg

◆「流出ずっと続いていた」 泥に蓄積 魚に影響の恐れも

一昨年7月から5回にわたり、福島県第一原発の沖合を調べた東京海洋大大学院の神田穣太教授(化学海洋学)は「原発の専用港内の海水の分析から、セシウム137の直接流出量は5000テラベクレル程度と考えるのが妥当だろう」と推測する。 他の事例と比べても、これは少ないとは言い切れない値だ。1986年に起きたチェルノブイリ事故のセシウム137の環境への全放出量は8万5000テラベクレル。

使用済み核燃料再処理工場などの施設が集中し、長年にわたって放射性物質を垂れ流していたことが明らかになっている英国セラフィールドでは、51年から92年までの41年間に計4万1000テラベクレルが流出。最も汚染がひどかった75年の1年間だけでも5200テラベクレルとされ、福島事故の海への直接流出量はこれに匹敵する。

放射性物質の大半は一昨年3月の事故直後から同年6月までに流れ出たとみられ、それ以降はほとんどの海域で速やかに低下して、多くは検出限界値以下になった。 ただ、数字がゼロになってはおらず、神田教授は「汚染水の流出は今回に限らず、事故以来止まることなく、ずっと続いていた」と説明する。その意味で、環境への急激な変化はないとみる。

しかし、それで懸念が薄まるわけではない。海中での直接的な汚染だけでなく、食物連鎖による魚類の汚染は深刻だ。「それだけでなく、放射性物質が入った海洋生物のふんや死骸が海底に沈んで泥に蓄積し、魚類などに再び移行していく可能性も否定できない」(神田教授)

加えて、神田教授が指摘するのは地上のタンクに移した汚染水の行き先が決まらないこと。「水を完全に封じ込めるのは簡単ではない。集中豪雨や地震、津波などが起きれば安全とは言い切れない。そちらの対策も考えるべきだ」と訴える。

◆国際ルール踏みにじる行為

もうひとつ注目されるのは海外の反応だ。海はつながっており、海洋汚染に国境はない。
放射性物質による海洋汚染を規制する国際条約として、ロンドン条約がある。日本も批准しているが、想定するのは船舶などからの投棄で陸上からの排出は対象外。今回の汚染水漏出は条約には抵触しない。

しかし、国際NGOグリーンピースジャパンのエネルギー担当の高田久代氏は「海の汚染を防ぐ条約の精神に反していることには変わりない。国際ルールを踏みにじるもの」と批判する。 「現在の汚染水漏れは早急に食い止めなければならないが、『安全な付近の地下水』を放出するという東電の計画も、漁業関係者ならずとも信用できない。少なくとも、第三者機関やNGOによるチェックが必要だ」

平和問題のNPO法人ピースデポの湯浅一郎代表も「海外から批判されても当然だろう。原発を進め、事故を起こした国は、その批判を引き受けなければならない。その覚悟を抜きに再稼働を進めるなんて、お話にならない」と指摘する。

東電は取水口付近の土壌に薬剤を投入して地盤を固め、汚染水を止めようとしている。だが、対象は海に面した約80メートルのみで、第一原発の一部しかカバーできない。漏出場所が特定できていないことを考えれば、効果には疑問が残る。

小出助教も「手の打ちようもないひどい事態」で特効薬は浮かばないという。「海に漏れ出ないよう汚染水を他に移すしかないが、タンクを増設するにも限度がある」


[デスクメモ]
やや古い本で『ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね』という物語集がある。漫画家の岡崎京子さんの作品だ。終わりのない原発事故。漏れ続ける汚染水。非日常の日常化にもう感覚がマヒしている。岡崎さんは「落ちかた」を書きたかったという。落ちる現実から目をそらさない。最低限の務めだ。(牧)


 

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コメント
 
01. 2013年8月01日 15:08:51 : T4akGXltYc
太平洋の魚は三重県までだめです。アメリカが海洋汚染について何も発言しないのは全て報告は受けているから。膨大な賠償金の代わりに日本は世界の核廃棄物の捨て場にされます。やれる人は早期の日本脱出しかありません。

02. 2013年8月01日 15:20:42 : ecSCGWCq6k
「東電の言葉を信じるしかない。どんなに信用できなくても」
???
その理由は、金か!?金なのか?!
自分たちを殺すと分かっていても、信じるしかないとな。
謎過ぎる。

03. 2013年8月01日 15:26:52 : 2nRQ4rk34c
もうニッチもサッチも行かなくなっているという、俺の素人の予測は間違いなく当たっている。
グータラ政府・官僚・マスコミは健康被害については必死で知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいる。
食品について汚染レベルがどうのこうの言っているが、陸・近海が放射能まみれで
水道水が汚染されているのだからもうどうにもならんだろう。
今後何千万人の死者が出るかだけだ。 しかも遺伝子が傷ついて子孫にまで影響する。
五十代以下の若い連中・六十代以上でも家族いる連中よ、10、20年後以降をどう生きて延びて行くかだが、これは難題だぞ。

04. 2013年8月01日 15:56:30 : 3nTXkp9TvA
小出助教
「…タンクを増設するにも限度がある」

何度もここでコメントしているが、
「その限度を無くして施設の外へと増設を続けるしかない」
勿論、耐久性を絶えずチェックし、古くなり限界に達したタンクの中身は
新しいタンクへと移し換える。

この作業を東電社員の子孫に「タンク一族」とでも呼び名を付けて、
自然無害化するか、完全無害化技術が発明されるまで何万年でも
続けさせるのだ!
 05. 2013年8月01日 15:56:55 : OImNJqRbPQ
でも、小出助教は3.11直後から海洋への漏水の危険性を何度も訴えられて、
国会でも証言をされ、政治家へも助言をされ、ラジオの種まきジャーナル
などでも、今早急に手を打つ必要性があるのは漏水で、何兆かかっても
原発の周りに鋼矢板を打ち込み海洋への地下水の流出を防ぐ必要があると
くどいように言っておられましたが、政府も東電もマスコミもみーんな
知らん顔でっしたね。効果の上がらない除染に何兆もかけて必要とする
真の対策はなーんもしない。
ほんと、けったいな国やね。

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