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セロトニン呼吸法  健康診断、基準値内であれば安心?  あなたは大丈夫?身近に忍び寄る「依存症」の危険

健康情報です。
あまりお金のかからない良いと思われる情報をできるだけ転載してお伝えします。
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「セロトニン呼吸法」で脳を強くする!

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ここ一番という時にあがってしまって本来の実力を出せない、 あるいは朝の目覚めが悪くやる気が起きないプチうつ状態。

これらを克服する呼吸法があったのです。キーワードは脳内物質のセロトニン。この物質の分泌が悪いと、ちょっとしたことで動揺したり抑うつ気分になってしまうとか。そこでセロトニンの分泌を増やし、強い脳をつくろうというのが「セロトニン呼吸法」。

スポーツ選手なども実戦しているというこの呼吸法を解説した 『セロトニン欠乏脳』(NHK出版)『セロトニン呼吸法』(地湧社)は、ロングセラーとなっています。

脳全体を覚醒させ、各部署の働きを活性化させるのがセロトニン

セロトニンは脳の神経伝達物質の一つで、眠っているときはほとんど分泌せず、起きているときに分泌が活発になります。『セロトニン欠乏脳』のなかで、著者の東邦大学医学部教授の有田秀穂先生はその働きを「オーケストラを束ねる指揮者」に例えています。

「オーケストラの指揮者のように、タクトを振ると、各パートの演奏者がそれぞれの楽器を奏で、曲全体の雰囲気を作る」のがセロトニンで、脳全体にゆきわたることによって脳が覚醒し、気分がすっきりしてものごとをスムーズに行えるようになるというのです。
逆にセロトニンの分泌が低下すると、次のような症状があらわれるとか。

1.寝起きが悪く、やる気が起きない。
2.小さなストレスにも弱く、不安や舞い上がる気持ちを抑えられない。
3.ちょっとした痛みに耐えられず、大騒ぎしてしまう。
4.姿勢が悪くすぐにしゃがみこんでしまう。
5.身近な動物をついいじめてしまう

思い当たることはありませんか?
もし3つ以上当てはまったら、セロトニンが足りていない可能性があります。

現代人特有の生活がセロトニンの分泌を低下させる

セロトニンを分泌しているのはセロトニン神経。セロトニン神経は脳のなかの脳幹という基幹部にあり、さらにその中心部(縫線核)に位置するということからも、重要な役割を担っているのがわかります。
また縫線核の周辺には歩行、咀嚼(ものを噛む)、呼吸などをつかさどる中枢があり、そのため呼吸法が効果的なのです。

セロトニン呼吸法のやり方はとても簡単(イラスト参照)。ポイントは、息を完全に切ることです。
呼吸法を始めて1週間から10日ほどでうつ病がよくなったという実例も多いということで、そのほかにも集中力が高まってスポーツの成績がよくなった、少々のことで動揺しなくなったなど、その効果は比較的短期間のうちにあらわれるようです。でも、そこでやめてしまってはもとの木阿弥。最低3カ月は続けることをすすめています。要は毎日の習慣にするのがよいということでしょう。

セロトニンの分泌が悪くなってしまうのはセロトニン神経が弱るためですが、その原因は現代的な生活にあると有田先生は指摘しています。昼間に活発に働くセロトニン神経はいわゆる体内時計と密接な関係にあるため、まず昼夜逆転の生活や夜更かし朝寝坊は天敵。運動不足や、緊張状態が続くストレス過多もダメージを与えます。
ストレスと無縁ではいられない現代人だからこそ、セロトニン呼吸法で脳を鍛えることが必要といえるでしょう。

■セロトニン呼吸法

1.1~3を1分間に3~4回、20~30分行う。
2.吐く時間は吸う時間の1.5~2倍。8~10秒吐いて5~7秒吸う(15秒に1回呼吸の場合)。または12秒吐いて8秒吸う(20秒に1回の場合)。
3.1日に1~2回行う。朝に行うと効果的。
禅の呼吸法にもつながるセロトニン呼吸法。セロトニン神経活性化には、ウォーキングや水泳、朝に太陽光を浴びる、ガムを噛むことなども効果的だとか。

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健康診断、基準値内であれば安心?

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基準値内であることが、「絶対安心」の保証ではありません!

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健康診断の結果、「異常なし」の項目がならんでいると安心するものです。しかし、健康診断の結果が「すべて異常なし」であれば、健康をまったく害していないというわけではありません。臓器が余力だけで正常な働きを保っているだけであったり、健康診断で発見できない病気、発見が難しい病気が進行していることがあるからです。

たとえば「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓は、平常時にかなりの余力を持っています。そのため肝臓全体の機能がある程度低下していても、残された細胞が余力を使うことで、一時的に働きを補うことがあるのです。

その場合、実際は肝臓で病気が進行しているにもかかわらず、肝臓の働きに関連するASTやALTの数値が基準値内を示すことも多いようです。

では健康診断がまったく当てにならないのかといえば、もちろんそうではありません。健康診断における基準値は、健康と思われる人のデータを抽出し、分布の95%をカバーできる数値の範囲が「基準値」、残りの5%が「基準値外」となります。ある特定の病気が、健康と思われる人の5%以上に蔓延するということはほとんどないという考えから、概ねこの基準値は信頼できるものと判断されています。


検査項目の基準値と、より健康に近い数値は?

たとえ健康診断の結果「異常なし」と診断されても、自分の診断表の数値がギリギリで基準値以内なのか、それとも理想的な基準値なのかは気になるものです。ここでは、基準値内でもより好ましい数値はどこに位置するものなのかを図で表しています。

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基準値は健康診断を実施する機関によって多少異なりますが、基準値内でどの位置がもっとも好ましいかは変わりません。過去の健康診断表から最新の健康診断表までを見比べて、自分の健康状態がよりよい状態に向かっているか確かめてみるのもよいでしょう。

自らの不調を知るためにも、健康増進の意欲を高めるためにも、健康診断はとても大切です。健康診断による早期発見で救われる人も多くいるので、やはり健康診断は最低1年に1回、きちんと受けるべきでしょう。健康診断を受けられる施設を知りたい場合、地域の保健所や役所に問い合わせてみてください。
 

あなたは大丈夫?身近に忍び寄る「依存症」の危険

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いつの間にか「やめられない!? とまらない!!」
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依存症とは、たとえばストレス解消のためにやっていたことが、いつの間にか歯止めが効かなくなり「それがないと生きていけない」というほど執着してしまう状態です。

脳の中で節度を守ろうとする部分がなまけてしまい、ストップをかけられなくなってしまうのです。脳自体が「好きなだけどうぞ」という状態になってしまうので、自力で治すことが難しいともいわれています。

原因はさまざま。あらゆるものが「依存症」化している現代
依存症と聞くと、アルコールや薬物など、体にも深刻な影響をおよぼすものを思い浮かべることが多いと思います。しかし現代では、スポーツ依存症やインターネット依存症、メール依存症なども問題になってきています。

たとえばつい最近では、「mixi(ミクシィ)依存症」というものが、インターネットのニュースで取りざたされました。これは、ソーシャルネットワーキングのサイトのひとつであるmixiに日記を書いてから5分以内に返事ががないとそわそわしてしまうといった症状のこと。仕事先、旅行先でも携帯や会社のパソコンからひっきりなしに自分のホームページにアクセスして、アクセス履歴や書き込みの有無をチェックしないと気がすまなくなってしまうという状態です。

<あなたは大丈夫? 増えている依存症>
●サプリメント依存症
自分の食生活に不安を感じ、さまざまな種類のサプリメントを大量に摂取せずにはいられない状態。また、ダイエット志向の強い人には、食事を抜いてサプリメントだけを摂取して安心するという症状も
 ●メール依存症
携帯電話にメールが入らないと不安でしかたのない状態。しょっちゅうメール確認をしてしまい、受信しないと自分から手当たり次第にメールを送信し、返信をうながしてしまう
●スポーツ依存症
ストレス発散や健康の維持を目的に始めたものの、体重や体脂肪率の変動に追い立てられ、ジムに行ったりトレーニングをしなければ不安で仕方がなくなってしまう状態
 ●買い物依存症
買うという行為そのものと、店員からのサービスなどを求め続ける依存症。自分の好みの店に足繁く通い、値段も見ず、必要かどうかの判断もつかないままに買い物をしつづけてしまう

このように、依存症の原因は日々進化、そして増加していっているようです。

「もしかしたら……」と感じたら、心療内科へ
もともとポジティブな成果を目指して始めたことであっても、あまりに熱中しすぎると依存症になってしまうこともあります。もし、日常生活に支障をきたすような依存症の傾向を感じたら、カウンセリングを受けられる心療内科などがある病院で、なるべく早く相談をしましょう。

治療では、カウンセリングを通じて長い時間をかけて依存を断つようなことがおこなわれています。依存の度合いによっては、精神安定剤などの薬を使うこともあります。

今は何の依存症もない人であっても、いつ依存症になってしまうかはわかりません。ものごとを楽しむことはいいことですが、のめり込みすぎてまわりが見えなくなってしまうのは考えもの。何事も節度を守ることが大切ですね。

協力/池下育子(いけしたいくこ)さん
池下レディースクリニック銀座院長。帝京大学医学部卒。
都立築地産院院長を経て、池下レディースクリニック銀座を開業。女性の心と体のトラブル全般について、積極的に取り組む。『きれいなカラダメディカルバイブル』(ソニーマガジンズ)、『こころとからだに効くキレイの医学』(海竜社)など、著書多数。
http://www.ikuko-clinic.com/
 

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