サラダ油は胃にもたれる理由がよくわkる。
みなさんはサラダ油についてどの程度知識がありますか?「よく知らないけど使っている」という人が多いのではないでしょうか。
栄養士がサラダ油を絶対に使わない3つの理由
公開日 : 2016年12月4日 / 更新日 : 2016年12月5日
管理栄養士のタイゾーです。
突然ですが、みなさんは調理油に何を使ってますか?
ちなみに私のベストパートナーはオリーブオイルです。
揚げ物には適しているとは言い難いですが、健康面で優れている点が選ぶポイントです。
逆に、私は調理油の中で絶対に使わないようにしている油があります。
それが「サラダ油」。
まあ、記事のタイトル通りですが(笑)。でも、調理にサラダ油を採用している人はかなり多いのではないでしょうか。
私が栄養士としてサラダ油を使わないのにはいくつかの理由があります。それを今回はご紹介したいと思います。よければ参考にどうぞ。
そもそも、サラダ油って何者か知ってる?
みなさんはサラダ油についてどの程度知識がありますか?「よく知らないけど使っている」という人が多いのではないでしょうか。
かくいう私も長い間、サラダ油にお世話になっていた一人です。しかし、油について学んでいく過程で、サラダ油に対して「本当に使ってて大丈夫だろうか」という疑念が生まれるようになりました。
そこでまずはサラダ油の知識をご紹介。
サラダ油とは
サラダ油というのは、人工的に精製された植物油のことをいいます。名前のとおり原料は植物で、JAS(日本農林規格)で定められた原材料と製法で作られています。
長時間放置していても濁らず、生食できるのがサラダ油の特徴です。ドレッシングの材料で使っている人も多いですよね。(私としてはあり得ませんが)
原材料は大豆や菜種が使われており、ものによってはコーン油や綿実油、オリーブ油等がブレンドされている場合もあります。
ここまで紹介すると、材料も自然物であり何ら問題ないように思えますね。では、次からなぜ私がサラダ油を使わないのかを紹介していきましょう。
理由1.原材料は輸入品の「遺伝子組み換え作物」が大半という事実
先に紹介したサラダ油の原料である「大豆」等は海外からの輸入品が大半です。しかもそれらは人工的に遺伝子を操作された「遺伝子組み換え作物」である可能性が大きいのです。
遺伝子組み換え作物は、安全性に問題がないとされていますが、発ガン性やアレルギーの危険性も示唆されています。
まあ、危険な可能性があるならやめておこうというのが自分の見解です。
理由2.サラダ油は認知症リスクを上げる
私がサラダ油を使わない一番の理由が主成分である「リノール酸」です。結論から言えば、このリノール酸を過剰摂取した場合、認知症のリスクが上がると考えられます。
リノール酸とは、不飽和脂肪酸の一種です。不飽和脂肪酸は当サイトでは繰り返し紹介してきた脂質成分で、血管や血液の流れを良くする脂質であると説明してきました。
しかし、リノール酸は別名オメガ6と言い、体に悪い側面を持つ脂質でもあります。
まずリノール酸は「熱に弱く、酸化しやすい」という性質を持っています。別の言い方で言えば「劣化しやすい」という事です。つまりそんなリノール酸を含むサラダ油は、「劣化しやすい油」と言えます。
熱に弱いリノール酸を含むサラダ油は、工場で何度も加熱されてた後、家庭で再度加熱して使われます。そんな事を繰り返しているうちに、傷んだリノール酸を我々は食べている事になるのです。
傷んだリノール酸を加熱した場合、「ヒドロキシノネナール」という毒物が大量に発生します。ヒドロキシノネナールは体内に入ると神経細胞に取り込まれて脳が機能障害を起こしやすくなります。
脳が機能障害を起こすとどうなるでしょう?「認知症」「うつ」「物忘れ」など脳に関わる症状が現れてきます。
理由3.リノール酸は炎症を起こしやすくする
これもサラダ油のリノール酸による危険性です。サラダ油を摂取する事で体の炎症を起こしやすくすると考えられます。
「え?ちょっと待って、炎症ってなに?」と思われた方の為に、「炎症」について簡単に説明しますね。
「え?ちょっと待って、炎症ってなに?」と思われた方の為に、「炎症」について簡単に説明しますね。
炎症とは
この記事を読んでいるアナタは風邪をひいた経験ありませんか?風邪をひいた時に、扁桃腺や喉が腫れた事があると思います。その腫れこそがまさに「炎症」です。
この他にもヤケドの腫れ、虫刺されの腫れ、肝炎、アトピー性皮膚炎なども炎症です。また、日本人の死亡原因第一位の「がん」も入ります。
この他にもヤケドの腫れ、虫刺されの腫れ、肝炎、アトピー性皮膚炎なども炎症です。また、日本人の死亡原因第一位の「がん」も入ります。
なぜリノール酸が炎症を引き起こすのか
では、リノール酸に話を戻しますね。なぜリノール酸が炎症を引き起こしてしまうのか。それは、炎症を引き起こす物質を作り出すからです。
リノール酸を過剰に摂取すると、体内で「プロスタグランジン」「ロイコトルエン」などの炎症を起こす物質を作り出します。
プロスタグランジンなどが増える事によって、先に紹介した炎症関連の病気が悪化する可能性が考えられます。
さらに血管で炎症が起こった場合、血管の弾力が低下して動脈硬化を起こしやすくしてしまいます。動脈硬化が進行した場合、高血圧や糖尿病、認知症などのリスクも上がります。
日本脂質栄養学会では、リノール酸は心臓疾患のリスクを上げると警鐘をならしています。
日本脂質栄養学会では、リノール酸は心臓疾患のリスクを上げると警鐘をならしています。
不飽和脂肪酸(オメガ脂肪酸)=体に良い、というイメージがあるのですが、リノール酸(オメガ6)には注意が必要だと思います。念のため、リノール酸の身体へのリスクを下記にまとめておきます。
・アレルギー
・アトピー
・がん
・認知症
・うつ病
・気管支炎
・アトピー
・がん
・認知症
・うつ病
・気管支炎
以上が私がサラダ油を使わない理由です。もちろん、サラダ油を使ったからといってすぐにカラダの不調が出るわけではありません。しかし過剰に摂取したり、継続的に摂取した場合は体に影響がでる可能性があります。
逆を言えば、油を変えれば体調が良くなる可能性だってあります。
実際に私が栄養指導や栄養相談をさせて頂いた方の中には、摂取する油の種類を変えて体調が良くなった方が多くいるのも事実です。
あくまでサラダ油を使うのは個人の判断ですが、私は使わないと決めています。