やる気のないイラク政府軍簡単に逃げ出し大量のアメリカから供与された最新の武器弾薬を奪われる。
これではイスラム国は勢いを増すばかりだ。
イスラム国壊滅など夢のまた夢。
アメリカの莫大な金が吸い取られ続ける。
コラム:イスラム国を強大化させる米武器供与の「誤算」
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Peter Van Buren
つまり言い換えるなら、米国はイスラム国に対し、他の方法では得ることのできない戦争の道具を効率的に供与していることになる。
アバディ首相は「多くの武器を失った」と認めている。
米国務省は昨年、イラク軍の装備を拡充するため、「ハンビー」1000台の売却を認めた。このほか米国はイラクに対し、地雷防護型の装甲車両「MRAP(エムラップ)」250台なども供与。現在は、主力戦車「M1A1エイブラムス」175台、榴弾砲と輸送車両6億ドル(約740億円)分、空対地ミサイル「ヘルファイア」7億ドル(約870億円)分、携帯式対戦車ミサイル「AT─4」2000発を引き渡す過程にある。
米国はまた、イラク軍の訓練にも引き続き資金を投じている。現在は約3000人の米兵がイラクに駐留し、イスラム国との戦闘に備えるべくイラク兵の訓練を行っている。米議会が今年に入って承認した国防予算案には、約12億ドルがイラクでの訓練費用として盛り込まれている。米国は2003─2011年にイラク治安部隊の訓練に総額250億ドルを費やしたが、これは今となっては悲しい現実だ。 続く...
米ジョージ・メイソン大学マーカタス・センターの経済学教授、クリス・コイン氏は1年前に筆者が行ったインタビューで、この状況を正確に予見していた。以下は、そのときの同教授の発言要旨だ。
*筆者は米国務省に24年間勤務。著書に「Ghosts of Tom Joad: A Story of the #99 Percent」、「We Meant Well: How I Helped Lose the Battle for the Hearts and Minds of the Iraqi People」がある。