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クジラ論争の映画制作で監督会見 コーヴの太地町が舞台

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中国で犬を食べるというニュースを話題にし「アメリカでこれに理解を示す人は少なくはない。中国系アメリカ人が発信しているからだ。しかしクジラを食べることにはほとんどが理解を示さない。同じように理解してもらえるよう映画で訴えたい」と語った。しかし日本側に立ち、ただ捕鯨の正しさを訴えるのではなく、中立な視点で人間ドラマに仕上げたいという。

資金集めはインターネットの「クラウドファンディング」を活用している。1500万円を目標に7月22日まで続ける。

>こういうことに金を惜しむ政府は馬鹿だ。というより関心がない、なぜなら票にならないから。
 すぐにでも1500万円補助せよ。
支那はアピールがうますぎるから犬を食べることに批判は出ない。日本は下手だから批判の矢面にいつもなる。
従軍慰安婦の真実と南京大虐殺の真実の映画も早急に政府主導で作れ。オリンピックに大枚かけるより重要だ。本当に腹立つ。
 
 

クジラ論争の映画制作で監督会見 コーヴの太地町が舞台

 札幌市出身で、米ニューヨーク在住のドキュメンタリー映画監督、佐々木芽生さん(53)が、クジラをめぐる世界の論争をテーマにしたドキュメンタリー映画を制作している。古式捕鯨発祥の地といわれる和歌山県太地町が主な舞台で、29日には新宮市内で記者会見をした。「論争は日本と欧米との価値観の違いから起こっている。世界各地にある対立の縮図と言っていい」と不毛な対立に警鐘を鳴らした。

 クジラ論争の映画制作を思い立ったのは、イルカ漁を批判的に描いたアメリカのドキュメンタリー映画「ザ・コーヴ」が、2010年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞したことだった。「血に染まる真っ赤な海のシーンは世界中に衝撃を与えた。それで太地が世界から注目され、欧米の環境保護や動物愛護団体から攻撃されるようになった。それは一方的。日本の意見をきちんと発信しなければまずいと感じた」という。

 その年の6月から撮影を始めた。太地だけでなく、東京やモロッコ、スロベニアなどでもロケをした。11年3月の東日本大震災で中断し、昨年初めから再開。太地では漁船に乗り、クジラやイルカの追い込み漁も撮影した。

 「漁を見ても反捕鯨団体が指摘する残酷さは感じられなかった。必要なものだけを捕り、それ以外は逃がしていた。ザ・コーヴによって、追い込み漁と血の海が一緒になっている」と感想を漏らした。同時に漁師の発信力のなさを指摘し「反捕鯨団体はインターネットを活用して世界に発信している」と不公平さを強調した。

 中国で犬を食べるというニュースを話題にし「アメリカでこれに理解を示す人は少なくはない。中国系アメリカ人が発信しているからだ。しかしクジラを食べることにはほとんどが理解を示さない。同じように理解してもらえるよう映画で訴えたい」と語った。しかし日本側に立ち、ただ捕鯨の正しさを訴えるのではなく、中立な視点で人間ドラマに仕上げたいという。

 追い込み漁で捕獲したイルカを日本動物園水族館協会(東京)の水族館が購入していることを世界動物園水族館協会(スイス)が問題視していることにも触れ、「日本協会が世界協会に残ると判断したことは和を重んじる日本としては当然の判断。しかし世界からみれば、追い込み漁を残酷とする主張を日本協会が認めた形になったと思われ、残念である」との見解を示した。

 映画制作について、反捕鯨団体「シー・シェパード」創設者のポール・ワトソンから「止めるように」と圧力があったことも話題にした。しかし、団体の中でも過激な行動に疑問を持つメンバーがおり、温度差があることを指摘。「クジラのことをよく分からずに批判している人がいる。自然環境や資源を守るという思いは漁師も反捕鯨団体も同じ。お互いに憎み合っているのが残念でならない」と語った。

 佐々木さんは2008年、「ハーブ&ドロシー」で監督デビュー。同作品は世界各国の映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞した。クジラ論争の映画は来年初めに完成させ、国内では夏以降に上映する予定。

 資金集めはインターネットの「クラウドファンディング」を活用している。1500万円を目標に7月22日まで続ける。

 問い合わせはファイン・ライン・メディア(03・6868・5280)へ。

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