これからは守りの時代になるようだ。
その心構えでいたほうが良い。
バブル資金が世界中から引き上げられるとこうなる。世界恐慌時
引用:http://blog-imgs-24-origin.fc2.com/s/i/r/sirokuma2005/bb.jpg
米利上げ時期を巡る憶測が飛び交い、市場を不安心理が覆っている。
米利上げは過去に何度も世界不況の原因になり、悲劇を起こしてきた。
迫る米利上げ
先日FRB議長は、15年中に利上げに踏み切ると宣言しました。
たかが金利が0.1%上がったからといって、どうでも良いような気がしますが、過去に米金利が上がったときは世界経済に激震が走っています。
米金利は2008年サブプライムショックを契機に下げ続けて3%だったのが0.25%になっています。
バブル期に起こる「金余り」という現象で、世界のあらゆる国でお金が余り、フェラーリが飛ぶように売れました。
世界はこれでリーマンショックの世界金融危機から脱出したのですが、金利を上げると逆の事が起きます。
世の中では「貸し渋り」が起きて、銀行は昔の借金を「追い剥ぎ」に掛かります。
病人の布団を剥がして持って行く高利貸しと同じで、金になる資産は何でも持って行きます。
新規融資はしなくなり、フェラーリを買うためのお金など絶対に貸さなくなります。
こうして全世界が一斉に不景気になるのが「米金利上げ」で、とても怖い事です。
米金利が上昇するとドルも連動して上昇するので、普通は円安になりますが、既に円は安いので、むしろ円高になるかも知れません。
最大の影響を受けるのは金余りで資金が集中していた中国で、外資は一斉に資金を引き上げるでしょう。
世界最大の米国と、中国が同時に不況になるので、日本も影響をまともに受けるでしょう。
鍵を握るFRBのイエレン議長、失敗すれば世界恐慌
引用:http://images.lpcdn.ca/924x615/201504/26/1001065-presidente-fed-janet-yellen.jpg
不安定な時代の始まり
米利上げはドルの価値を高めるのでドル高になりますが、反対にドル以外の通貨は安くなります。
通貨が安くなるとインフレが起きるのは、円安で輸入品が値上がりするのと同じと言えます。
各国は自国のインフレを抑える為に一斉に金利を引き上げ、全世界同時利上げになります。
各国の政府や企業はアメリカから資金を借りることも、自国で借りる事も困難になり経営が悪化します。
1987年のブラックマンデーでも似たような事が起こり、過剰に供給されていた資金が一斉に引き上げられました。
すると貸し渋りや貸し剥がしが世界規模で起こり、全世界同時不況が起こります。
これは最悪の場合なので、うまくやればそれほど酷い事にはなりません。
日本はどうなるのかといえば、1ドルが150円とか200円になっては国が滅ぶので、利上げに踏み切ります。
長年ゼロ金利に慣れている日本経済は、突然の利上げに苦しむ事でしょう。
すると今度は円安から円高に為替が乱高下し、輸出産業は壊滅するかも知れません。
最悪の場合の想定とはいえ、過去に何度も起こっていて初めてではありません。
米利上げは遅くとも2015年12月までに実施するので、秋から冬にはこの「引き金」が引かれます。
分かっているのは「トンデモ無い事が起きる」という事だけで、どっちに何が飛んで行くかは経済学者も知りません。
こんな時代に株や土地や金融商品を「掴まされて」いたらどうなるでしょうか?
自己資金でやっていれば資産が目減りするだけですが、借金してレバレッジを掛けていれば、恐らく破産するでしょう。
これからの数年間は、株や投資で資金を増やそうとするのは賢くありません。
引用:http://blog-imgs-24-origin.fc2.com/s/i/r/sirokuma2005/bb.jpg
米利上げ時期を巡る憶測が飛び交い、市場を不安心理が覆っている。
米利上げは過去に何度も世界不況の原因になり、悲劇を起こしてきた。
迫る米利上げ
先日FRB議長は、15年中に利上げに踏み切ると宣言しました。
たかが金利が0.1%上がったからといって、どうでも良いような気がしますが、過去に米金利が上がったときは世界経済に激震が走っています。
米金利は2008年サブプライムショックを契機に下げ続けて3%だったのが0.25%になっています。
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世界最大の債券市場で事実上のゼロ金利になった結果、企業や投資家はお金を借りやすくなり、社会にお金が溢れました。バブル期に起こる「金余り」という現象で、世界のあらゆる国でお金が余り、フェラーリが飛ぶように売れました。
世界はこれでリーマンショックの世界金融危機から脱出したのですが、金利を上げると逆の事が起きます。
世の中では「貸し渋り」が起きて、銀行は昔の借金を「追い剥ぎ」に掛かります。
病人の布団を剥がして持って行く高利貸しと同じで、金になる資産は何でも持って行きます。
新規融資はしなくなり、フェラーリを買うためのお金など絶対に貸さなくなります。
こうして全世界が一斉に不景気になるのが「米金利上げ」で、とても怖い事です。
米金利が上昇するとドルも連動して上昇するので、普通は円安になりますが、既に円は安いので、むしろ円高になるかも知れません。
最大の影響を受けるのは金余りで資金が集中していた中国で、外資は一斉に資金を引き上げるでしょう。
世界最大の米国と、中国が同時に不況になるので、日本も影響をまともに受けるでしょう。
鍵を握るFRBのイエレン議長、失敗すれば世界恐慌
引用:http://images.lpcdn.ca/924x615/201504/26/1001065-presidente-fed-janet-yellen.jpg
不安定な時代の始まり
米利上げはドルの価値を高めるのでドル高になりますが、反対にドル以外の通貨は安くなります。
通貨が安くなるとインフレが起きるのは、円安で輸入品が値上がりするのと同じと言えます。
各国は自国のインフレを抑える為に一斉に金利を引き上げ、全世界同時利上げになります。
各国の政府や企業はアメリカから資金を借りることも、自国で借りる事も困難になり経営が悪化します。
1987年のブラックマンデーでも似たような事が起こり、過剰に供給されていた資金が一斉に引き上げられました。
すると貸し渋りや貸し剥がしが世界規模で起こり、全世界同時不況が起こります。
これは最悪の場合なので、うまくやればそれほど酷い事にはなりません。
日本はどうなるのかといえば、1ドルが150円とか200円になっては国が滅ぶので、利上げに踏み切ります。
長年ゼロ金利に慣れている日本経済は、突然の利上げに苦しむ事でしょう。
すると今度は円安から円高に為替が乱高下し、輸出産業は壊滅するかも知れません。
最悪の場合の想定とはいえ、過去に何度も起こっていて初めてではありません。
米利上げは遅くとも2015年12月までに実施するので、秋から冬にはこの「引き金」が引かれます。
分かっているのは「トンデモ無い事が起きる」という事だけで、どっちに何が飛んで行くかは経済学者も知りません。
こんな時代に株や土地や金融商品を「掴まされて」いたらどうなるでしょうか?
自己資金でやっていれば資産が目減りするだけですが、借金してレバレッジを掛けていれば、恐らく破産するでしょう。
これからの数年間は、株や投資で資金を増やそうとするのは賢くありません。